2024年09月27日 10:00
福岡県福岡市は起業する人が多いことで有名です。また、起業に関するさまざまな支援制度が充実しているため、注目している方もいるのではないでしょうか。
本記事では、そんな方に向けて福岡で起業するメリットや支援について解説しています。
福岡での起業を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
福岡の開業率は21大都市中一位です。
福岡アジア都市研究所の算出したデータによると、福岡市の令和4年度の開業率は5.3%と5年連続No.1になっています。日本の中心地である東京23区は4.5%というのを知ると、より福岡市の開業率の高さを伺い知れるのではないでしょうか。
それでは、福岡市の開業率はなぜこのように高いのでしょうか?
高島宗一郎市長が2012年に「スタートアップ都市ふくおか宣言」をおこなってから創業支援に力を入れたことも大きな要因になっていますが、福岡はもともとの文化的にもビジネスが盛んな地域です。
また、福岡は美味しいものがたくさんあり住みやすく、生活の質が高いことから、人が集まり活気にあふれる街であることも背景の一つではないでしょうか。
さらに、福岡市は2014年に国家戦略特区「グローバル創業・雇用創出特区」に選ばれています。これ以降、福岡市はスタートアップ都市としてより一層ビジネス環境づくりを推進しているようですね。
福岡で起業するメリットには、たとえば以下のようなものが挙げられます。
ビジネスがしやすい立地と環境
人材豊富!若者も多く雇用しやすい
起業者同士のネットワークが強い!
東京との距離も気にならない?
さまざまな創業支援が受けられる
福岡市で起業するメリットとして、ビジネスしやすい立地や環境が挙げられます。
なんといっても、コストを抑えてオフィスを構えやすいというのも福岡の特徴です。坪単価はなんと東京の半分〜2/3以下になることも。
さらに、空港にもあっという間にアクセスできるのも福岡のメリットです。福岡市の博多駅から空港までは5分、天神からは10分ほどで到着するという圧倒的な近さを誇っています。
空港にアクセスしやすいということは、日本国内はもちろんのこと世界にもアクセスしやすいということですので、ビジネスをするうえで大変便利ですね。
人口増加数が2022年で全国の市区を抑え1位になっていることや、若者の割合が高いことなど、福岡市は雇用する人材にも恵まれています。
人材が豊富であることの背景には、福岡市が14もの大学を有することや、若者向けの第三次産業・職種が多い点が挙げられるでしょう。
さらに、福岡市は買い物の便利さと自然の豊かさを両立し、市民の満足度も高いのが特徴です。このことから、今後も市全体の成長と優秀な人材の流入が見込めるのではないでしょうか。
福岡アジア都市研究所情報戦略室が発行するデータブック「FUKUOKA GROWTH 2022」では、福岡市の成長性を示すさまざまなデータを紹介しています。その中では、市民からの福岡市に対する評価を見ることも可能です。
こちらのデータブックに記載された令和3年の市政に関する意識調査では、市民の回答は以下のようになりました。
「福岡市が好き」と回答:97.7%
「福岡市が住みやすい」と回答:96.5%
「福岡市に住み続けたい」と回答:93.0%
統計結果からは、福岡市が多くの市民が住みやすいと感じる環境を実現していることが見て取れますね。
起業家同士のネットワークが強いというのも、福岡で起業するメリットではないでしょうか。
創業支援やスタートアップ支援が豊富な福岡では、起業家同士のコミュニティも広がりやすく、ノウハウをオープンにしてくれる創業者もいるのが特徴です。
福岡市自体が大きなネットワークとして成り立っているような環境だからこそ、起業家が交流して情報を得やすいのが強みではないでしょうか。
福岡には起業・スタートアップに大きなメリットが数多くありますが、一方で日本の中心としてビジネスが集まる東京との距離が気になる……という方もいるかもしれません。
セミナーなどを受けたいと思っても、東京で開催されていたら参加するのが難しいのでは?と不安になるケースもあるでしょう。
しかし、東京との距離も現在はリモートで解決できることが多く、デメリットも少なくなってきています。
実際に現地に行きたいという場合でも、空港が市街地から近いため他の地域に比べて移動のハードルが低いのもよい点ですね。
福岡市では、起業やスタートアップに際して手厚い創業支援を受けることができます。
支援の種類は、起業前の無料相談から資金支援、創業後の経営支援など多岐にわたり、知識から身につけたいという方にも起業しやすい仕組みが構築されているというわけです。
次の項目では福岡市で受けられるさまざまな支援について具体的に紹介していますので、自分のビジネスや状況に合わせてチェックしてみてください。
創業前から創業後に渡ってさまざまな支援を受けることができる福岡は起業にぴったりです。
本項目では、福岡市で受けられる支援の一例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
特定創業支援等事業による支援
人材マッチングサポート
雇用・労働サポート
海外進出サポート
Fukuoka Growth Next
スタートアップ法人減税
福岡よかとこ起業支援金
福岡市新規創業促進補助金
福岡市ステップアップ助成事業
福岡市が起業者に向けて提供する支援には、特定創業支援等事業によるものがあります。
特定創業支援等事業とは、福岡市が連携事業者と実施している、創業に関する知識を身につけられるセミナー等の支援です。
「スタートアップカフェ」等で受けられるこの特定創業支援等事業による支援を受講修了すると、受講の証明書が発行されます。
この証明書があると、会社設立時の登録免許税の軽減や日本政策金融公庫新規開業資金で貸付利率の引き下げを受け融資を利用できるなどのメリットがあります。
知識が身につけられるだけではなく、加えて資金調達に関する支援を受けられるのもよい点ですね。
特定創業支援等事業で受けられる支援は以下のようにさまざまなものがあります。
対象や内容なども各支援事業で異なるほか、費用の有無もそれぞれ異なります。
スタートアップ応援ネットワークFUKUOKA等連携事業
女性のための起業ゼミ
専門家による講義
インキュベーション施設
創業支援塾
福岡市スタートアップ人材マッチングセンターでは、求職者とスタートアップ企業のマッチング支援を行っています。
登録企業数は50社以上で、面談を通じたマッチングサポートによって年間200件以上ものマッチングが実現しているとのことです。
創業から10年以内の企業はこのサービスを無料で利用できるため、事業を共に成長させる仲間を見つけたいという場合に便利な支援となっています。
雇用・労働サポートは、福岡市雇用労働相談センター(FECC)で利用できる無料相談サービスです。
こちらの相談センターでは、雇用に関するルールなどを弁護士や社労士等の専門家に相談できます。
通常の窓口相談のほか、LINEやオンライン、訪問相談などさまざまな相談方法が用意されているのも特徴です。
Fukuoka Growth Nextは、もともと小学校だった建物を活用したスタートアップ支援施設です。
こちらの施設には審査を通じてスタートアップ企業が入居することができ、入居者特典としてアクセラレーションプログラムやバックオフィスサポートといった支援を集中的に受けられます。
Fukuoka Growth Nextには以下の3つの区分があり、区分によって設備や入居条件が異なるのが特徴です。
チームルーム
シェアオフィス
コワーキングスペース
チームルームは机や椅子といった設備の揃った区画です。区画数は総合して6室となっています。
チームルームの募集対象企業は、福岡市内に本店を持つスタートアップ企業です。
1部屋を壁で区切って使用するスタイルのため、別のスタートアップ企業が隣接することもあるでしょう。
チームルームには家具付きの部屋のほか、家具なしの部屋もあります。
区画数は総合して12室です。
家具なしの部屋の場合は、必要な家具を入居者が用意する必要があります。
シェアオフィスは、固定席タイプの区画となっています。
1席タイプの区画のほか、2、3席ごとに仕切り壁の用意された個室タイプの区画もあります。
募集対象は以下の企業です。
スタートアップ企業
創業予定者
第二創業者
スタートアップ企業と提携できる既存企業
コワーキングスペースは、打ち合わせ等に利用できるオープンな区画です。
そのため、イベント開催時などはオフィススペースとして利用できない可能性もあります。
募集対象は以下の企業です。
スタートアップ
創業予定者
第二創業者
スタートアップ支援企業
スタートアップと提携可能な既存企業
スタートアップをめざす企業、個人
福岡市のスタートアップ企業が海外企業とマッチングする際の支援や、逆に海外スタートアップが福岡に進出する支援などを受けられるとのことです。
豊富な経験を持ったスタッフが相談に乗ってくれるため、海外進出を目指すスタートアップにも心強いのではないでしょうか。
スタートアップ法人減税は、法人税が最大5年間軽減されるという創業支援です。
スタートアップ法人減税には、福岡市が提案し国で実現した国税の軽減によるものと、福岡市独自がおこなう市税の軽減措置の2つがあります。
こちらの軽減措置については、革新的な事業をおこなうことをはじめとした要件が定められていますが、活用できれば大幅な資金の節約になることはいうまでもありません。
福岡市の場合、国税の軽減と市税の軽減の両方が可能となるため、スタートアップはできれば活用したいところです。
福岡よかとこ起業支援金は、条件を満たす起業者に対して最大200万円の補助金を交付する支援です。
補助対象の条件としてビジネスプランコンテスト等に参加している必要などがありますが、対象者になることができれば人件費や設備費等の経費の一部を補助してもらえるというのがメリットです。
福岡市新規創業促進補助金は、特定創業支援等事業を受講すると法人登記手続前に申請できる補助金です。
こちらの補助金は、会社設立の際の登録免許税額の経費を対象としています。
補助額は株式会社の場合75,000円、合同会社の場合30,000円となっています。
福岡市ステップアップ助成事業では、上限10万円〜100万円の補助金を受けることができます。
審査に通過し受賞すると、以下のとおり資金補助が受けられるのが特徴です。
最優秀賞(1件):100万円(上限)
優秀賞(1件):70万円(上限)
奨励賞(1〜3件)
対象業種は限定されておらず、幅広い業種の応募を受け入れています。
ステップアップ助成事業の審査基準としては、以下のような点が挙げられています。
新規性や独自性
実現性
市場性
課題の把握や改善計画
経営者資質
これらを満たす成長性の高いビジネスプランを提示することができれば、最大100万円の補助が受けられる可能性があるということですね。
今回は、福岡市で起業するメリットについてお伝えしました。
福岡市は高い開業率を誇るエリアですが、その背景には立地や環境、支援や助成金等の充実度が関係しています。
さらに、起業家のネットワークも強く、先輩の創業者が起業家を支援してくれたり、背中を押してくれるのも福岡ならではのメリットといえるかもしれません。
これから起業を検討している、という方は、ぜひこれらの恩恵が受けられる福岡での開業を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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